
みどりの窓から
「みどりの窓から」は、先生たちのつぶやきです。
「みどりの窓から」は
先生たちが毎日保育する中で、園児とのエピソードなどと共に
感じたこと・考えたこと・思っていること…など
交代で毎月の便りの「ひよっこ」に、載せているエッセイです。
こどもと先生のほっこりとした時間を垣間見てくださいね。
「みどりの窓から」は、先生たちの
つぶやきです。
「みどりの窓から」は、先生たちが毎日保育する中で、
園児とのエピソードなどと共に
感じたこと・考えたこと・思っていること…など
交代で毎月の便りの「ひよっこ」に、載せているエッセイです。
こどもと先生のほっこりとした時間を垣間見てくださいね。

「成長していく姿」
新緑がまぶしく、風が気持ちよく感じられる季節となりました。さわやかな風に乗って、子ども達の楽しそうな笑い声が響いています。
年長組になってから2ヶ月が経ちました。進級した当初は、年長組としての意識がまだ薄く、教師が「年少組の子のお世話をしてあげてね!」「これ手伝ってもらってもいい?」と声をかけると快く手伝ってくれていました。それが今ではこちらがお願いをする前に「先生!○○ちゃんが何か困っているみたいだよ!」「私が手を繋いでいってあげるね!」など、少しずつ自分で気付いて助けてあげようとする姿を見かけることが増えてきました。その子ども達の変化はとても自然で、自分でやってみよう、誰かが困っているから自分は何をしてあげたらいいかな?と人に優しさや思いやりをもてるようになってきました。
そんな子ども達の変化がぐっと感じられたのが、先日おこなったウォークラリーでのことです。
子ども達同士でグループ作りをし、リーダーとサブリーダーを決めていきました。グループの先頭は、リーダーさん。最後尾はサブリーダーさん。皆で協力しながら先生たちが隠した手紙を探していくという活動です。リーダー・サブリーダーさんはどこに向かって進んでいこうかなど自分の役割を果たしていこうとしていました。そうではない子ども達も「ここにはないよ。あっちを探そう。」「○○ちゃん、探すのが上手だね。」「全員、上靴履けた?」などやり取りが続きました。誰一人として迷子になることもなく、自然に相手のことを助け合い、励まし合いながら進んでいました。
ゆっくりではありますが、クラスとしてのまとまりができはじめ、変化・成長しています。これから友達と触れ合う中で、意見が食い違ったり、まとまらなかったりすることもあるでしょう。時には涙を流すこともあるかもしれません。これも成長の1つとして向き合い、関わり合って一歩ずつ進んでいけたらと思います。
ふとした瞬間に見せる子ども達の真剣なまなざしや友達を助ける優しい言葉を見逃さないよう、子ども達と関わり、喜びあいながらこの一年を過ごしていきたいと思います。
